PY149
2023年5月羽化
幼虫最終計測体重27g
体長70.3mm、頭幅26.7㎜、顎幅7.23mm
超血統PY149、CBF1にして、昨年の惨敗を踏まえていること&今年度の成果が尋常ではないことを踏まえ、すでに血統と呼んで差し支えない領域にある系統です。81炎駒系の天井の高さと、68の超比率が抜群にうまく調和して、訳の分からないデフォルメモンスターを量産しています。細身で出てくると、これまた絶品のカッコよさを有してくる無双モードに入っている系統です。個人的には少しスペックダウンするF2と、更にハイレベルになっていくF3くらいの頃が、ピークであろうF4,5の頃よりも楽しみだったりします。
幅ではなくて、縦横比を加工したようなそういう感じの個体です。写真を変倍するときに、縦の割合と横の割合を誤って入力してしまった・・・・そんな形をしています。
凄くかわいい。凶暴なスペックと太さと体積をしていますが、なんだか可愛いんですよね。ホペイって手に取って楽しむ文化を持っている世界だと思うんですよ。手に取りやすいんです。サイズ感も丁度手にすっぽり収まる感じだし、痛くないし、温厚な個体が多い。
こんなのが、デン!と手の上にのっているととても幸せな気分になります。どのようにその虫を鑑賞するかというのは、結構種の気質によるところがあるように思うのですが、私のホペイ好きの理由の一つはこれ、手に乗せての鑑賞がしやすいことですね。
うーーん、コミカル。作り物みたいだ。
かつてこんな比率のオオクワガタがいたら、なんて無理なシルエットを描いた方もいたかもしれませんが、その時代にいたらもっとその無理なシルエットが無理になったんじゃないかという程、想像を超えてきそうな圧縮度の加速がありますね。
見どころが沢山あってお気に入りです。
立体感があるので、体長こそ70㎜付近ですが存在感は抜群。
あまりにも色々が炸裂しすぎているので、PYをこの2023年物語のどこに持ってこようかな~~と悩みに悩みまして・・・・すべてを超えし個性(笑)を発揮してくれた順昌の次に持ってくることにしました。まぁ、チートですね。チートしたい方はどうぞ、という感じで、積極的に販売しなくてもいいと思っています。値はつくんでしょうが、来年増やした方が当家が潤いそうです。メスも可能な限り抱えたほうがよさそうで、ワンペアの破壊力がとんでもない・・・そんな系統です。