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執筆者の写真YY

【24本店ストック成虫No.56】GX50-yyii8.1M①

今年度は詳細については虫で語ろうというのがテーマです。血統・系統・虫は正直です。個体紹介についても、多くは虫に語ってもらおうというのが2024年のホペイフリークのスタンです。尚、本年度の系統一覧については以下によりご確認ください。


ホペイフリークのYoutube

2024年度系統紹介


今回ご紹介するのは以下の個体です。

【生体情報】

◆種類:ホペイ/ホーペ/ホーペイオオクワガタ

◆学名:Dorcus hopei hopei

◆産地:福建省北峰

◆累代:F3

◆血統名:GX50-yyii

◆グループ:GX50-yyii8.1

◆系統番手名:GX50-yyii8.1M①

【血統内訳】

およそ以下のような血統を内訳としています。

※当店の単位の基準で記載をしています。目的は「きちんとしたホペイ種であるという信頼が持てる単位」です。→交配において重複する血統や系統があります

※記載している以上の情報を個人単位で提供は致しません

・TP:E

・HO8

・劉備

・張飛

・皇帝

・TT2A

・SAX

・極峰



GX50-yyii8.1M①

体長:動画参照

頭幅:動画参照

顎幅:動画参照

顎厚:動画参照

70㎜程度の体長で、8クラスの顎を搭載する化け物です

顎幅の体長に対する比率が11%を超える化け物です。そう思って、一旦以下に体長に対する顎幅を、本個体の顎幅比率およそ11.2%で計算してみました。


【体長】【顎幅:端数小数第二位四捨五入】

・70㎜⇒7.8mm

・71㎜⇒7.9mm

・72㎜⇒8.1mm

・73㎜⇒8.2mm

・74㎜⇒8.3mm

・75㎜⇒8.4mm

・76㎜⇒8.5mm

・77㎜⇒8.6mm

・78㎜⇒8.7mm

・79㎜⇒8.8mm

・80㎜⇒8.9mm


なるほど・・・・残念、顎幅の比率でも最強はKX8.3の79㎜-9.1mmくらいの個体でしたね。あの個体の比率が11.5%ですね。

顎幅は、顎基部幅の絶対数値の高さをもって太いとするのか、体長に対する比率で計算するのかという点で好みが分かれそうですね。前者であれば、徹底的に太い顎を堪能することができますね。実際に太いのですから。後者であれば、顎が太そうに見える見た目を楽しむことができますね。率が高いのですから。どちらもありですね。

今回は比率の話をしますが、比率でいくと現在の超大台は0.1というところでいいんじゃないですかね。75㎜にして7.5㎜、77㎜にして7.7㎜ですから相当なもんです。まだまだ「まずは7顎!」という方が多いでしょうから、7は大台だと思いますが、「もう7は十分出ているよ~」という方は、「基部幅率10%超え!!」というところで超大台!みたいな認識になるのでしょうか。


それにしてもコレはヤバすぎますね。仕上がっているからね・・・


GX50-yyii8.1F➁は、たった1腹ド入魂飼育をして、とんでもない成果を叩きつけてきました。8顎を2代経由している血の底力は顎だけの話にとどまりませんでしたね。間違いなく再来年の大看板になる系統です。


8.1MにはMainにしたなりの成果を出してもらいたかったですが、スペック最上位2頭の強烈さは他の追随を許さないレベルです。異常に太い顎が、異常にすっきりした頭と前胸にくっついている。ウルトラ極太によくあるバキバキの頭についているのではなく、スッキリのっぺりした頭に異常な顎が付いている・・・。綺麗な台形のシルエットで、腹はギンギンに尖って小さい。ホペイに言葉上で求められる王道をビタ抑えしたままに、実物は言語を超えてとんでもない域に足を踏み込んでいます。


にわかには信じられない方もいるでしょうから、動画も差し込んでおきます。


M系は形状も、非常に個性が強く、また類似形状の発現率が高いですから、高いスペックの個体を親にせずとも成果を出せる系統になっていると思います。次に紹介する8.1Fの一旦ストックした個体同様、形状で選べばいいや、という感覚です。


この個体は既に熱心なお客様にオファーを頂いているので今は交渉不可ですが・・・これは一つの究極だと思うので、ここからスタートしたらどうなってしまうんだろう・・・・という好奇の気持ちが抑えられません。そんなに高いスペックの個体から出なくても、資質を感じる個体からであれば爆発的に太い個体は出てくるでしょう。その上で・・・・こういうのを親にしたらどうなるんだろうと思ってしまいます。



夢がありますね!!!


究極って、たどり着くと「新しいスタートライン」になるわけですからね・・・・。





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