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執筆者の写真YY

【24本店ストック成虫No.16】GX50-yyii8.1F➁


今年度は詳細については虫で語ろうというのがテーマです。血統・系統・虫は正直です。個体紹介についても、多くは虫に語ってもらおうというのが2024年のホペイフリークのスタンです。尚、本年度の系統一覧については以下によりご確認ください。


ホペイフリークのYoutube

2024年度系統紹介


今回ご紹介するのは以下の個体です。

【生体情報】

◆種類:ホペイ/ホーペ/ホーペイオオクワガタ

◆学名:Dorcus hopei hopei

◆産地:福建省北峰

◆累代:F4(同腹兄弟姉妹同士交配純インラインブリード)

◆血統名:GX50-yyii

◆グループ:GX50-yyii8.1

◆系統番手名:GX50-yyii8.1F➁

【血統内訳】

およそ以下のような血統を内訳としています。

※当店の単位の基準で記載をしています。目的は「きちんとしたホペイ種であるという信頼が持てる単位」です。→交配において重複する血統や系統があります

※記載している以上の情報を個人単位で提供は致しません

・TP:E

・HO8

・劉備

・張飛

・皇帝

・TT2A

・SAX

・極峰


GX50-yyii8.1F➁

体長:76.2㎜

頭幅:28.2㎜

顎幅:7.1㎜

めちゃくちゃカッコいい!ということで、めちゃくちゃチープな表現でめちゃくちゃ安直にストックした個体です。やっぱりカッコいい。


8.1F系は頭が長いですね。初代のyyi8.1、2代目の8.1F(ふとし)と、2頭ともに頭が非常に長いので、3代目の頭が長いのにも納得です。


巨頭フェチとしてブリードに本腰を入れ始めた頃は兎に角頭をデカくしようと思って飼育をしてきました。ですが、巨頭といってもそんなに簡単ではなく、色んな巨頭がいることに気づいていくのでした。


・頭以外の体幹が絞られていることにより頭が大きく見えるタイプ

・頭の実測数値が大きなタイプ

・複眼より上が広がり頭でっかちに見えるタイプ

・複眼よりも下が広がって頭が広く見えるタイプ


例えばですが、言葉にするとこんな感じで、結果的に写真写りが頭でっかちだとしても色々あるんですよね。その中で一番苦労するタイプが、頭が長いタイプ。頭が長いですね~・・・とはなるのですが、中々頭でっかちには見せづらいんですよ。超長い顎の個体と、超短い顎の個体がいた時に、同じ基部幅だと前者の方が顎が華奢に見えるのと同じようなイメージでしょうか。


7.1F系は頭が長いのに間延びした印象が無く、まとまりがあります。頭長をとりつつ、スタイルを決めるという高等な領域に踏み込んでいる個体群であると言えます。このような領域に踏み込ませると、頭が長くてダサい個体も出てくることが多いのですが、軒並みカッコいいです。長い頭に似合った締まった前胸背板・前胸背板と同じくらいの幅で推移する上翅とバランスが極上だからでしょう。また、頭楯が小さくVの字に曲がる個体が多いので、妙に顎が太い割に妙に顎がまとまって見えるというチート造形も有しています。


チープな感想で即決種ストックにした個体ですが、種ストック8.1Fを言語化して見ると実に高等な造形であることが分かります。固定率も高いので、「ザ・血統ホペイ」というところですね。




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