・体長:76.7mm
・頭幅:28.3mm
・顎幅:6.5mm
・顎厚:未計測
・羽化時期:2023年5月下旬~6月上旬
ペア組みしたかったですが、優良系統はメスが足りなくなるのがとても辛いところです。ペア組みや販売から外すオスが少なく、ショップの種親も確保しなければいけません。特にメスの数は重要です。こういった事情でオス単販売が生じるのですが、今年はオス単販売のレベルではないオス単を放出することになりました。
この個体は、初代GX50に繋がったGXに酷似しています。
1.2014年GX×極太K系統
2.2015年初代GX50誕生
3.2017年GX50-F2誕生
4.2019年GX50-K2(F3)誕生
5.2020年GX50-K2(F3)×WX→WX50
6.2021年WX50羽化、KX8.3の親誕生
7.2023年KX8.3(F2)誕生
ここまで、KX8.3はこのような変遷を辿ってきているのですが、このオス個体は1の頃のGXにとてもよく似ています。
代々、適切な種親選別を行うと各代で系統はレベルアップするものです。それはインラインブリード・アウト来ブリードという分類を関係なしに、です。KXについては、途中でコケた代がありませんでした。その大元の親のGX系統のオス親に似ているのです。
説明が長くなりましたが、オス単でこれほど語りたくなる個体です。GXは「起爆力」「羽化力の向上」「産卵数の向上」の3点が良く話に上がりますが、そういった良さを全抑えしている可能性があります。是非是非、お持ちの系統と交配して、次世代でスペック・形状両方のレベルアップを欲張ってしまってください。