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執筆者の写真YY

23新成虫特選一点物 DX50 秋No.1

・系統:DX50

・体長:77.6mm

・頭幅:28.6mm

・顎幅:6.7mm

・顎厚:未計測

・羽化時期:2023年5月下旬~6月











DX50に求めたのは、超個性的であること、そして王道/本流的なカッコよさをきちんと抑えていることです。この個体は、まさにそういっ表現がビタっと当てはまる一頭です。



顎は長いです。しかし、決してロングタイプに分類されるような形状ではありません。長い顎ながらしっかりと”湾曲”ジャンルの中に居座っています。強く曲がっているからです。



湾曲短歯というのは、語呂がよいからという理由もあって人気があります。ですが、真に湾曲の醍醐味を突き詰めていくと、顎が長い方が顎が曲がれる余地があるわけで、顎の曲がり方もきつくなるわけです。まだ一般的にはそのように言語化されていないでしょうが、その証拠に、湾曲フェチの方にこのようなロング顎は確かにウケが非常に良いです。



基部は思い切り張り出し、顎は関節が外れたように張り出し、開きます。顎先の湾曲の加減も強く、急カーブをしこそするものの、あまり無理なく顎先が入っていきます。その結果、「強湾曲の台形」という極上のカッコよさを体現してしまっています。



長く分厚い顎はとても重そうで、それを軽々と振りまわして歩く様には血統としての健全性など、無形のものも含めこの系統の完成度を感じます。計測される数値はハイスペックですが、キュッと締まった前胸・非常に美しい上翅と、仕上がりやバランスも絶品です。



沢山説明してしまいましたが、何といっても・・・楽しすぎて沢山写真を撮ってしまいました(結果、商品ページに掲載できる枚数を超過し、削ることに・・・)。

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